真の国際人へ 3つのステップ
留学を生かす
真の国際人へ 3つのステップ
勤勉さ、責任感、忍耐力、相手を慮る気持ち、技術力など、日本人は外国人と比べると長けているところが多いのに世界のリーダーシップを取れることが少ない。端的に言うとそれは、言語を含めて外国に慣れていないから。BBIは『生かせ日本人スキル』のキャッチフレーズの下、留学を生かした真の国際人育成のための3つのステップを提供しています。
体験談 カナダ編
体験談 カナダ編
学校の地域 | カナダ バンクーバー |
---|---|
地域の人口 | 約180万人 |
学校の形態 | 公立中高校 |
職員数/生徒数 | 900人/60人 |
私が教えた学年 | Grade 9~12年生 |
1週間の平均授業数 | 15コマ/週 |
学校の様子 | 派遣校では、日本語クラスは3クラス(Intro Japanese/Japanese 11/Japanese 12)あり、日本語先生の下、テキストに沿って授業が行われます。授業内容はひらがな、カタカナ、漢字の書き方、読み方、文法、語彙についてです。父兄をはじめ、地元のボランティア、大学生の実習生も積極的にクラス運営を手伝っている学校であることも特徴的です。 |
派遣校の日本語クラスは、2つのクラスが同じ教室で同時に授業を受けるスプリットクラスと言うスタイルでした。そのため先生と私とで1つずつクラスを担当することが多く、活動を開始してすぐに先生に「あっちのクラスお願い」と言われました。何の準備もなく突然生徒の前に立ったため、始めの頃は1回1回の授業を無事に終わらせることだけで精一杯でした。どちらを担当するか、どんな授業をするかを直前に決めることがよくあるので、「こんな行き当たりばったりの授業で生徒に申し訳ない」と感じていました。しかし生徒たちはアシスタントである私とプロの先生を区別せず、「先生」として接してくれました。それはとても嬉しいことであり、同時にいい意味 でのプレッシャーになりました。日本語教育の知識がないことと英語力の乏しさから、生徒に質問されてもうまく答えられないことが何度もあって辛い思いもしましたが、生徒と気持ちが通じた時や授業がうまくいった時は嬉しかったです。
私は1年間のワーホリの途中でこのプログラムに参加したため、拠点であるモントリオールから一時的にバンクーバーに移りました。カナダでの生活に慣れ、ホームステイ生活にも飽きていた頃だったので、正直なところ3ヶ月のバンクーバー滞在にあまり大きな期待をしていませんでした。しかしここで出会った人は温かく楽しい人たちばかりでした。ホストファミリーはいつも明るくにぎやかな家族で、お互いの生活を尊重しながらも楽しく過ごしました。初めは私が遠慮して壁を作っていましたが、最後になってようやくリラックスでき、本当に打ち解けて冗談を言い合ったりできるようになったのがとても楽しかったです。今思えばバンクーバーの生活もいい思い出で あり、同じカナダという国ですが、東と西で全く違う地域の生活を経験できたことは良かったと思います。
6時45分 | 起床 |
---|---|
7時10分 | 朝食 トースト、フルーツ |
8時15分 | 学校到着 |
8時30分~9時48分 | 午前活動(先生が授業をしている間に採点や資料作り) |
9時57分~11時15分 | 午前活動(intro(1)/形容詞の新出単語と否定形) |
11時30分~12時50分 | 午前活動(JA11/「から」「けど」の練習) |
12時50分 | 昼食 (サンドウィッチ、フルーツ) |
13時32分~14時54分 | 午後活動 (intro(2)/形容詞の新出単語と否定形) |
15時30分 | 家到着 |
15時30分~18時30分 | インターネット、メールチェック等 |
18時30分 | 夕食 (パスタ、サラダ) |
20時~24時 | シャワー、授業準備、インターネット |
24時00分 | 就寝 |
学校の地域 | カナダ バンクーバー |
---|---|
地域の人口 | 約180万人 |
学校の形態 | 公立中高校 |
職員数/生徒数 | 115名/1560名 |
私が教えた学年 | Grade 9~12(13~17歳) |
1週間の平均授業数 | 週に7~8クラス |
学校の様子 | この派遣校では言語の選択教科の一つとして日本語教育を取り入れており、Grade 9~12(13~17歳)の日本語クラスにおいて日本語教育がおこなわれています。授業は先生が用意するテキストに沿って行われます。授業内容はひらがな、カタカナ、漢字の書き方、読み方、文法、語彙、会話についてです。 |
カナダに着いてほぼ1週間後に授業がスタートしました。最初は英語が全然聞き取れず、生徒と会話がうまくできなかったのですが、分からないときは担当の先生が通訳してくださったので心強かったです。
基本的にアシスタントの仕事は、文字や単語を教えたり、教室を回って生徒の作った文章をチェックしたりすることでした。教える上で特に難しいことはありませんでしたが、毎週金曜日は「文化の日」ということで、日本文化についてのプレゼンテーションをしました。英語でしなければならなかったので少し大変でしたが、準備しながら私自身とても勉強になりました。
直接クラスを任せられることはなかったのですが、先生がお休みのときは非常勤の先生がいらっしゃって一緒にクラスを見ることになります。非常勤の先生は日本語が話せないので、そのときは私が授業をリードしなければなりませんでした。担当の先生が最初の日に、私のことを「先生」として生徒に紹介してくださったので、生徒たちもちゃんと「先生」として見てくれ授業がしやすかったです。だんだん耳が慣れてきて、少しずつ生徒と会話ができるようになりました。上手ではありませんが、なんとか伝えようとがんばって話し、生徒も理解してくれました。最終日には生徒達が手紙やプレゼントを準備してくれて、とても感動しました。
今カナダに来て6ヶ月になりますが、今だったらもっと上手に教えられるかもしれないと思うときもあります。英語が分からなかったというより、慣れていなかったからうまく話せず、自信のなさがもっと下手に見せていたのかもしれません。しかし、そのとき出来ることは全てしたと思うので後悔はありません。「英語圏で日本語を教える」という私の夢が叶い、また良い生徒達に巡り会えてとても幸せです。今後具体的なことはまだ決まっていませんが、これからも日本語教育に携わる仕事をしていくつもりです。
8時 | 起床 |
---|---|
8時30分 | 朝食 パン、コーヒー |
10時00分 | 学校到着 |
10時15分~11時30分 | 午前活動(9年生の授業 数字の漢字、数字の読み方(二通りの読み方のあるもの)、「なんさいですか?」、数字のゲーム 等) |
11時30分 | 昼食 ホストマザーが作ってくれたお弁当(ご飯、チキン、果物) |
12時20分~13時40分 | 午後活動 (11,12年生の授業 品詞について、文型「~のほうが~です」「~のために」環境問題についてディスカッション 等) |
13時50分~15時00分 | ESLの授業聴講 |
16時 | 家到着 |
16時~18時 | インターネット メールチェック等 |
18時 | 夕食 (ご飯、春巻き、サラダ、スープ ) |
19時~22時 | 授業準備、英語の勉強 等 |
23時00分 | 就寝 |
学校の地域 | カナダ BC州 Fernie |
---|---|
地域の人口 | 4500人 |
学校の形態 | 私立小中高校一貫校 |
職員数/生徒数 | 25人/190人 |
私が教えた学年 | Kindergarten ~ Grade7 |
1週間の平均授業数 | 日本語の授業以外に他科目の補助 |
学校の様子 | 過去にアシスタント教師を受入れた経験を持つBC州とアルバータ州の州境に近い一貫校。日本語クラスはないが、日本語・日本文化紹介の授業以外に他科目でも毎日のように活動する。 |
派遣先の学校は幼稚園から高校まである私立校で、全校生徒でも190人ほどで小ぢんまりとしていました。どの先生もすべての生徒を知っていてとてもアットホームな感じでした。わたしは、午前中はGrade3の教室で、担任の先生のお手伝いをしました。算数の問題の簡単な説明や答え合わせをしたのですが、とっさに数字が英語で言えず、よく間違えて子どもたちに訂正されていました。それでも、子どもたちはわたしのつたない英語の説明を聞いて、理解しようと努力してくれました。子どもたちはわたしの電子辞書に興味津々で、作文をするときなどよくスペリングを聞かれました。ネイティブの子どもにスペリングを教えるのは不思議な感じでした。午後は、Grade1~5までの美術のお手伝いをしました。準備や片付け、子どものヘルプが主な仕事でしたが、時々一緒に作品を作らせてもらうこともありました。
この学校は日本語クラスがないので、わたしの受けもった授業はひと月に1回の「日本文化紹介」の授業です。幼稚園児~Grade7のすべての子どもたちが対象だったので、学年ごとに教え方を変える必要がありたいへんでした。説明することをすべて下書きをし、何度も読んで覚えて、話す練習をして授業に臨みました。なかなかスムーズに話すことができず悪戦苦闘しましたが、子どもたちは一生懸命聞いてくれました。折り紙や箸、書道といった日本の伝統的なものだけでなく、日本で撮ってきた街や家の写真をプロジェクターで映したり、広告を見せたりしながら日常生活や学校生活の様子を紹介しました。子どもたちは日本についてとても興味をもっていて、「次の日本文化の授業はいつ?」と楽しみにしてくれ、わたしもとてもうれしかったし、やりがいもありました。
この町ファーニーでは、学校の先生宅の一部屋を借りて生活していました。ホストファミリーというより「ハウスメイト」で、パーティーに誘ってくれたり一緒にハイキングに出かけたり、本当に友達のように接してくれました。わたしの作る日本料理にとても興味をもって、何を食べてもおいしいと言ってくれました。飼っている犬も猫も懐いて、本当に家族の一員のようでした。授業が終わってから、ヨガや大学の英会話講座に通ったこともあります。冬にはスキーを楽しみました。本当に毎日が充実していました。
このプログラムに参加して、旅行では経験できないことをいくつも体験したし、数日の滞在ではわからないことにもたくさん気づきました。「旅行すること」と「生活すること」は違うんだということも改めて実感しました。そのおかげで、言葉の苦労も含めて、ますますカナダが好きになりました。
7時 | 起床 |
---|---|
7時30分 | 朝食 シリアル、サラダ、ヨーグルト |
8時30分 | 学校到着 |
8時45分~12時00分 | 午前活動 Grade3の授業のアシスタント 算数の答え合わせや簡単な説明、スペリングのチェックなど |
12時00分 | 昼食(日によっていろいろ。あらかじめ申し込んでおけるホットランチ、自分で作っていくサンドイッチや前の晩の残りのお弁当など。) |
12時30分~15時30分 | 午後活動 Grade1~5までのArtクラスのお手伝い。準備や片付け、掃除、子どものヘルプなど。Artクラスがないときは、いろいろな授業の見学をさせてもらいました。 |
16時 | 家到着 |
16時~18時 | インターネットのチェック、授業の準備、買い物など |
19時 | 夕食 (パスタ、カレー、チャーハンなど。照り焼きチキンや揚げ出し豆腐などの日本食もよく作りました。) |
20時~23時 | シャワーを浴びたりテレビや映画(DVD)を見たり、時々読書したり、ゆっくり過ごしました。YOGAや大学の英会話講座に通っていたときもあります。 |
23時30分 | 就寝 |
学校の地域 | カナダ BC州 West Vancouver |
---|---|
地域の人口 | 約4万人 |
学校の形態 | 公立中高校(セカンダリー) |
職員数/生徒数 | 60人/900人 |
私が教えた学年 | Year9~12 |
1週間の平均授業数 | 週5コマの担当授業+アシスタント教師としてのサポート |
学校の様子 | 進学校で有名な公立中高校。これまでも多くの日本語アシスタント教師を受け入れてくれています。 |
私はこれまで、国内で日本語講師としてやってきましたが、もっと広い視野で教育の世界を見てみたいと思い、このプログラムに参加しました。
ずっと一人暮らしで自由気ままな生活を送ってきた自分にとって、まずはホームステイという共同生活がはじめの困難でした。家にはもちろんその家のルールがあり、本当の家族ではなく、でも家族のようにいろいろな行事に参加させてもらえることは、大きな体験でした。また、言葉も満足に通じない、友人も近くにいない、文化も生活様式も違う中での生活は、自分を見つめ直す機会にもなりました。
学校では、私の派遣された学校は、比較的裕福な家庭の層の学生が通っている学校で、皆ほんとうに心の豊かな、学生たちでした。授業内は活発に、またやるべきときはやる、という姿勢はすばらしかったです。また日本語クラスの学生たちは韓国系の学生がほとんどでしたが、皆日本語に強く関心を持っている学生ばかりで、新しいことを吸収するのがうれしそうでした。私は国内でずっと直接法の指導をしてきましたので、英語を介しての間接法の指導にはかなり苦戦し、最後までろくに流暢な英語は話せませんでしたが、最後の方では私のつたない英語にも熱心に耳を傾け、初歩同士の英語と日本語で会話したりできたことは感動しました。
私が派遣されたバンクーバーという都市は、派遣前はイメージや何となくでしか考えていなかったのですが、行ってみると人々は皆フレンドリーで、どんな国の人も受け入れ、また陽気で話し好きで、心から周りの人たちがハッピーでいてほしいと思っている素敵な人たちばかりでした。普通にバスに乗ったり、一人で旅行に行ったりしても、知り合った人と話ができる素敵な街でした。また自分の大好きな自然も溢れているので、今度は英語を話せるようになって、いつかまた旅行に行きたいです。
普通の留学でもなく、ビジネスとしての仕事でもなく、アシスタントという複雑な立場なので、困難なことはたくさんあるとは思いますが、先入観なく飛び込むことが楽しむポイントかなと思っています。
6時 | 起床 |
---|---|
6時30分 | 朝食 コーンフレーク |
7時45分 | 学校到着 |
8時30分~9時49分 | 授業準備 |
10時01分~11時20分 | 授業 |
11時32分~12時53分 | 授業アシスタント |
12時53分 | 昼食 ホストマザーの作ってくれたサンドイッチ |
13時38分~14時57分 | 授業アシスタント |
日記の記入 明日の準備など | |
17時30分~ | 家到着 その後自由時間 |
18時30分~ | 夕食 テレビ、授業準備など |
23時00分 | 就寝 |
他のプログラムの体験談・動画を見る
お役立ち情報